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透明ビニールカーテン防炎の選び方|工場・店舗で失敗しない実践解説

ビニールカーテン 透明 防炎の選び方を実践的に解説。工場や店舗で安全性と見た目を両立する素材や厚み、防炎ラベルの確認方法を紹介します。

●目次

「防炎ラベル付きの透明ビニールカーテンを付けたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない…」
「消防検査に通る素材を選びたいけれど、厚みや仕様の基準がいまいち理解できない…」
そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

透明で防炎性のあるビニールカーテンは、見た目の美しさだけでなく、安全性を確保するための重要な設備です。
しかし、選び方を誤ると「防炎性能が不足していた」「すぐに劣化してしまった」といったトラブルにつながることもあります。
現場環境や用途に合わせた厚み・素材・防炎等級を正しく選ぶことで、安心して長く使える設備になります。

この記事では、工場や店舗などで安全かつ美観を保ちたい方に向けて、

  • 防炎ビニールカーテンの構造と選定基準
  • 厚さや糸入りタイプなどの用途別おすすめ仕様
  • みの一テントによる信頼性の高い施工と証明書発行体制

上記について、昭和48年創業以来、全国の現場で施工を手がけてきた筆者の経験を交えながら解説しています。

安全で長持ちするビニールカーテンを導入したい方にとって、この記事は最適な判断材料となるはずです。
現場の環境に合った正しい選び方を知ることで、安心と効率の両立が実現できます。
ぜひ最後までお読みいただき、後悔しない選択に役立ててください。

透明で防炎性のあるビニールカーテンとは?

透明で防炎性のあるビニールカーテンとは、火災時に燃え広がりを抑えつつ視界を確保できる安全な間仕切り材のことです。
工場や店舗、倉庫などでの使用が多く、作業環境の区分けや温度管理、ほこり対策にも役立ちます。

特に防炎性能を持つタイプは、日本防炎協会の認定を受けた防炎ラベルを正しく掲示すれば、消防法の防炎基準に適合する施設での使用に対応し得ます
また、透明タイプは採光性が高く、閉塞感を与えずに空間を仕切ることができる点が大きな利点です。

以下では、ビニールカーテンの基本構造や素材の違い、防炎加工の仕組み、そして透明タイプが選ばれる理由について詳しく解説していきます。

ビニールカーテンの基本構造と素材の違い

ビニールカーテンの基本構造は、主に「ポリ塩化ビニル(PVC)」を素材とする単層または多層シートでできています。
この素材は柔軟性と耐久性を兼ね備え、温度差や湿気の影響に強い特徴があります。

素材の種類は、大きく分けて「無地タイプ(糸なし)」と「糸入りタイプ」の2つです。
無地タイプは比較的高い透明度を持ち視界を妨げにくくなります。
一方、糸入りタイプは内部にポリエステル繊維を格子状に編み込んで強度と耐風性を高めており、風圧のかかる場所や人・機械が頻繁に通る環境で適しています。
ただし、透明糸入り製品では見通し性能もかなり高めの仕様も存在します。

また、厚さのラインアップは一般的に0.3mm~0.5mmが標準仕様として広く使われますが、1.0mmといった厚手の仕様も製品例としてあります。
厚手になるほど耐久性・強度は増しますが、重量が増すため可動性や扱いやすさとの兼ね合いで選ぶ必要があります。

このように、使用環境に応じて素材・構造・厚みを選ぶことが、長く快適に使うための重要なポイントです。

防炎加工と不燃・耐候性能の基礎知識

防炎加工とは、シートに添加剤や難燃剤を組み込むことで、着火後の燃え広がりを抑える「燃えにくさ」を付与する処理のことを指します。
この加工により、火種が接触しても燃焼が進みにくくなる特性が得られます。
ただし「防炎」であっても、火がまったく燃えないわけではなく、燃えにくさを重視した仕様です。

防炎製品には、日本防炎協会が認定した登録表示者のみが付与できる防炎ラベルが貼られており、このラベルを正しく表示することで防炎基準に対応しやすくなります。

一方、不燃性能とは、建築基準法における不燃材料規格を満たす性質を指し、カーテン材料でこの基準を満たす例は少ないのが実情です。
通常、金属や石材系素材が対象となり、ビニールカーテンでは防炎仕様が主流となります。

耐候性能も重要です。
屋外環境下では、紫外線や風雨により素材が劣化したり黄変したりする恐れがあります。
そのため、多くの高耐候製品にはUVカット加工や耐候試験対応の仕様が施されており、透明度や見た目を長期間維持できるようになります。

このように、防炎・不燃・耐候といった異なる性能を理解することで、設置環境に最適な製品を選ぶ助けになります。

透明タイプが選ばれる理由と活用シーン

透明タイプのビニールカーテンが選ばれる主な理由は、「視界を確保しつつ閉塞感を軽減できること」です。
工場では、仕切りをしながらも内部の状況を目視でき、安全確認や作業指示がしやすくなります。
店舗では、開放感を保ちながら虫・ほこり・外気を防ぎつつ、デザイン性を損なわない点が評価されます。

「カーテンで区切ると暗くなりそう…」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、透明タイプは自然光や照明を通しやすく、閉塞感を抑える設計です。
また、間仕切りとして使用することで空調風の拡散を抑え、結果として冷暖房効率の改善につながることがあります。

具体的な使用シーンとして以下があります。

  • 工場・倉庫:作業エリアの仕切りや通路区分けに活用。
  • 飲食店・カフェ:入口・テラス席の風除けや虫よけに利用。
  • 店舗バックヤード:衛生管理や温度保持のための間仕切りとして使用。

透明で防炎性のあるビニールカーテンは、見た目の美しさと安全性を兼ね備えた間仕切りとして、多様な現場で活用される素材です。

 

工場や倉庫で選ばれる防炎ビニールカーテンの選び方

工場や倉庫では、透明で防炎性の高いビニールカーテンを設置することで、安全性と作業効率を両立できます。
火気や熱源を扱う環境では、防炎ラベル付きの製品を使用することが強く推奨され、安全性を保つための重要な措置となります。日本防炎協会制度説明
適切な厚みや構造を選ばないと、事故や早期劣化につながるおそれがあります。

選定時には「厚さ」「糸入りの有無」「耐寒・帯電防止性能」「防炎認定」の4つの要素を総合的に確認することが重要です。
また、見た目の透明度や柔軟性も、作業性や照明効率に影響する場合があります。
「コストを抑えたいが、安全性には妥協したくない」と考える現場管理者も多いでしょう。

以下では、用途別の厚さ選定から、防炎ラベル確認のポイントまで、実務的な視点で詳しく解説していきます。

厚手・薄手の違いと用途別おすすめ厚さ(mm)

防炎ビニールカーテンの厚みには、一般的に0.3mm・0.5mm・0.8mmなどの種類が市販されています。
用途によって最適な厚みを選ぶことが、耐久性および安全性を左右します。

  • 0.3mm前後(薄手タイプ):柔軟性が高く、開閉が頻繁な場所に適しています。透明性を保持しやすい傾向がありますが、糸入り仕様や加工条件により透明感は変動します。
  • 0.5mm前後(中厚タイプ):工場や倉庫の間仕切りに比較的多く使われ、強度と操作性のバランスが取れる製品例が多く見られます。
  • 0.8mm以上(厚手タイプ):重量物が通過する現場や強風対策として選ばれる製品も存在します。厚みを増すことで、一般的には耐風性や防寒性が向上する傾向があります。

厚みの選定を誤ると、破れや摩耗が早まる場合があります。
現場環境や使用頻度を考慮し、専門業者に相談して適正な仕様を決めることが重要です。

糸入りビニールと無地タイプの比較|強度と透明度のバランス

ビニールカーテンには、代表的に糸入りタイプと無地(クリア)タイプが使われますが、仕様によっては中間仕様もあります。
両者の違いは、強度と透明度のバランスにあります。

糸入りタイプは、ポリエステル糸を格子状に編み込むことで引き裂き強度を高めた構造です。
そのため、風圧や機械接触の多い現場では破損しにくく、長期間使用できます。
ただし、糸目が入るため完全な透明ではなく、やや曇りがかかって見えることがあります。

無地タイプは、糸がないため視界が非常にクリアで、照明や監視カメラの映り込みに有利な点があります。
しかし、引っ張りや摩耗には弱く、強風が吹き込む屋外開口部などでは不向きな場合もあります。

「見た目の透明感を優先したい」なら無地、「耐久性や安全性を重視したい」なら糸入りタイプがおすすめです。

耐寒・帯電防止・防虫など環境別に適した仕様

使用環境によって求められる性能も異なります。
防炎性能だけでなく、耐寒・防虫・帯電防止などの機能を組み合わせることで、より安全で快適な作業環境を維持できます。

  • 耐寒タイプ:冷凍倉庫や寒冷地域では、低温下でも硬化しにくく柔軟性を保つ素材が使われることがあります。
  • 帯電防止タイプ:静電気の発生を抑えることで、粉塵の付着や電子機器への悪影響を防ぐ効果が期待されます。
  • 防虫タイプ:虫の侵入を防ぐため、虫が嫌う波長を反射する素材などを使った仕様もあります。

現場ごとに異なる環境要件を踏まえて、複数機能を兼ね備えた素材を検討すると、長期的な運用コスト削減につながる可能性があります。

安全基準と防炎ラベルの確認ポイント

防炎ビニールカーテンを選ぶ際には、「防炎製品認定番号」や「防炎ラベル」の確認が重要です。
このラベルは、公益財団法人日本防炎協会が定める認定基準に適合した製品に対して主に付与されます。日本防炎協会

工場・倉庫などでは、消防検査時に防炎証明書を提示できる仕様が求められることがあります。
防炎ラベルのない製品を使用した場合、事故発生時に損害保険の支払い対象外と判断される可能性があるため注意が必要です。東京消防庁 防炎に関する指針

確認の際は、以下の3点をチェックしましょう。

  • 防炎ラベルの有無:ラベルには認定番号と「防炎」の文字、協会表記などが記載されていることが一般的です。
  • 証明書発行の可否:消防検査対応の現場では、メーカーや施工業者が証明書を発行可能か確認が必要です。
  • ラベルの表示位置:設置後、点検時に見える位置に貼られていることを確認しておくとスムーズです。

防炎性能は「安全の証明」として扱われます。
見た目の透明度だけでなく、認証と証拠を備えた製品を選ぶことが、安心して長く使い続けるうえでの基本となります。

店舗・飲食店向け|見た目と安全性を両立する透明カーテン

店舗の印象を損なわずに、防炎性と快適性を両立できるのが「透明防炎ビニールカーテン」です。
火気を扱う飲食店では防炎仕様が求められる場面が多く、見た目の美しさや清潔感も同時に意識されます。
防炎ラベル付きの透明カーテンなら、防炎物品使用が義務となる施設での要件を満たしやすく、明るく開放的な空間を維持できます。

飲食店では、火気・油煙・来店動線などさまざまな条件が重なります。
素材選びを誤ると、変色・硬化・静電気の発生などによって見た目が損なわれることもあります。
そのため、店舗環境に合った厚み・透明度・糸入り構造を見極めることが重要です。
機能性とデザイン性の両方を満たす仕様を選ぶことで、快適で安全な店舗運営が実現します。

以下では、透明で防炎性のある店舗用ビニールカーテンの特徴や設置方法、そして実際の導入事例について詳しく解説します。

高透明で目立たない防炎ラベル付きシートの特徴

飲食店では、「防炎対策をしながらも目立たないカーテンが欲しい」と感じる人も多いでしょう。
高透明タイプの防炎ビニールカーテンは、店内の雰囲気を壊さずに安全性を確保できるのが特徴です。
特に帝人や東レなどの国内メーカーが製造する防炎シートでは、高透明仕様をうたったモデルもあり、自然光透過性を重視する用途に適しています。

防炎ラベルは消防庁の監督下にある防炎物品認定制度に基づき表示されており、消防検査時にも有効です。
また、保険契約の種類によっては、防炎素材を採用していることで評価を受ける場合もあります。
透明でありながら耐候性や耐光性に優れた製品を選べば、紫外線などによる劣化を抑えられる可能性があります。
さらに、厚み0.3mm前後の軽量タイプを選ぶと、柔軟性が高く、のれんのような自然な動きを実現しやすくなります。

このように、高透明タイプの防炎カーテンは、店舗の美観を保ちながら消防法にも対応しやすい、デザイン性と安全性を兼ね備えた選択肢です。

のれん式・巻き上げ式など店舗用設置スタイル

設置スタイルには、店舗の用途や動線に合わせて複数のタイプがあります。
代表的なのが「のれん式」と「巻き上げ式」です。
のれん式は出入りが多い場所に適しており、部分交換や清掃がしやすいのが特徴です。
一方、巻き上げ式は入口やテラスなどに設置されることが多く、開閉のしやすさと見た目のすっきり感が人気です。

  • のれん式:
    個別パネル構造で、人の出入りや荷物の搬入に適しています。部分的な交換や清掃も容易で、ランニングコストを抑えられます。
  • 巻き上げ式:
    手動・自動いずれにも対応し、閉店時や悪天候時の防風・防塵対策として有効です。透明度を保ちながら柔軟に開閉でき、見た目もすっきりします。

これらのタイプを用途ごとに使い分けることで、店舗環境の快適性と機能性を高めることができます。

美観を損なわずに外気・虫・ほこりを防ぐ工夫

飲食店では、衛生面と快適性の両立が欠かせません。
外気の流入や虫の侵入を防ぐために、ビニールカーテンの下部や隙間を工夫することが重要です。
例えば、下部に重りチェーンを入れるとカーテンが風でめくれにくくなり、ほこりや虫の侵入も防げます。

また、ドアや出入口との接触部分にはマグネット式や面ファスナーを用いることで、すき間をしっかり密閉できます。
これにより、冷暖房効率が向上し、省エネ効果も期待できます。
「見た目はそのままで、清潔さを守りたい」というニーズに応える、シンプルで実用的な方法です。

このように、美観と衛生を両立させるためには、素材選びだけでなく設置方法や固定具にもこだわることが大切です。

施工事例で見る店舗導入の成功パターン

実際に透明防炎カーテンを導入した店舗では、見た目の印象と安全性の両立に成功しています。
たとえば、商店街のカフェでは、透明度の高い0.3mm防炎シートをのれん式で設置し、雨風対策とデザイン性を両立しました。
外から店内の様子が見えることで、来店意欲に良い影響があったという声もあります。

また、焼肉店など火気を扱う店舗では、防炎ラベル付きの糸入りタイプを採用することで、熱気や油煙による変形を防止しました。
消防点検の際も、防炎証明書を提示できることで安全面の信頼を得ています。
このような導入事例は、見た目だけでなく「安全・衛生・省エネ」を兼ね備えた店舗づくりの参考になります。

店舗での導入を検討する際は、使用目的・設置環境・清掃頻度を考慮した上で、専門業者に相談することが成功への第一歩です。

 

設置・見積・施工の流れと費用目安

透明で防炎性のあるビニールカーテンを導入する際は、設置環境や目的に応じた正確な採寸と見積りが重要です。

さらに、適切な素材選びと専門業者による施工を行うことで、長期間にわたり安全かつ快適に使用できます。

工場や店舗での導入では「どこに」「どの厚みの」「どの仕様の」カーテンを付けるかによって費用や納期が大きく変わります。

そのため、導入手順を理解し、事前にポイントを押さえておくことで、余計なコストや施工トラブルを防ぐことができます。

ここでは、現場採寸から施工までの具体的な流れや、見積り時の確認項目、既製品とオーダー製作の違い、さらに長持ちさせるためのメンテナンスのコツについて詳しく解説していきます。

現場採寸から施工までのステップ

ビニールカーテンの設置は、正確な採寸から始まります。

「なんとなくの寸法」で発注すると、カーテンが床に擦れたり隙間ができたりして、防炎効果や断熱性能が十分に発揮されない場合があります。

施工までの一般的なステップは次の通りです。

  • 1. 現場確認・採寸:
    設置環境(風の強さ・出入口の頻度・機械の動線など)を確認し、天井・床・左右の寸法を正確に測定します。
    必要に応じてレールの種類や固定方法も選定します。
  • 2. 見積り・仕様決定:
    厚み(0.3mm・0.5mm・1.0mmなど)や糸入りの有無、防炎表示・証明書の可否などを確認し、最適な仕様を選びます。
  • 3. 製作・納期調整:
    オーダー品の場合、通常は5~10営業日(約1〜2週間)程度で製作されます。
    特注仕様や混雑時期には2〜3週間程度を要することもあります。
  • 4. 施工・取付け:
    専門スタッフが水平・垂直を確認しながら取付けを行います。
    小規模な店舗や倉庫であれば、取付けのみで半日~1日程度で完了することもあります。

この流れを守ることで、現場環境に適した仕上がりが得られ、長期的な安全性とコスト効率を確保できます。

見積もり時に確認すべき仕様と納期

見積もりの段階で重視すべき点は「仕様」「防炎表示・証明書」「納期」です。

これらを曖昧にしたまま発注すると、消防検査や監査で防炎表示・証明書の提示を求められることがあります。

参照:日本防炎協会「防炎物品について」

特に確認すべき項目は次の通りです。

  • 防炎証明書の発行可否:
    消防署や監査機関などから提示を求められる場合があります。
    見積書に「防炎証明書付き」と明記されているか確認しましょう。
  • 厚みと素材の指定:
    用途に応じた厚み・糸入り仕様を選択します。
    たとえば、強度が必要な場所では0.5mm以上の糸入りタイプが適することがあります。
  • 金具・レールの構造:
    天吊り型・壁面固定型などの設置方法が見積もりに含まれているか確認します。
  • 納期・施工日程:
    納期目安(5~10営業日程度)や、特注品・繁忙期の余裕も含めた工期を確認しましょう。

「納期に余裕をもって発注したはずなのに、部材待ちで遅れた」というトラブルを防ぐためにも、仕様書と工程表をセットで確認しておくのが安心です。

オーダー製作と既製品の違い・選び方

ビニールカーテンには「オーダー製作」「既製品」の2種類があります。

どちらを選ぶかは、設置環境と目的によって大きく異なります。

  • オーダー製作の特徴:
    寸法を1mm単位で調整でき、厚みや色味、糸入りの有無、防炎ラベル付きなど自由度が高いのが強みです。
    工場・倉庫・店舗など環境が多様な現場では、このタイプが最も適しています。
    初期費用はやや高めですが、隙間がなく仕上がるため断熱性・防塵性が高く、結果的に長期コストを抑えられます。
  • 既製品の特徴:
    規格サイズが決まっており、即納が可能です。
    小規模店舗や一時的な使用には便利ですが、サイズが合わない場合は見た目や密閉性に影響することがあります。

「長期的に使うか」「見た目を重視するか」「納期を優先するか」によって選び方を変えるのがポイントです。

工場での常設ならオーダー、仮設現場やイベントなら既製品が現実的でしょう。

交換やメンテナンスで長持ちさせるコツ

防炎ビニールカーテンは、設置後のメンテナンスで寿命が大きく変わります。

「数年で白く濁ってしまった」「ヒビ割れが起きた」という悩みは、日常の管理不足が原因であることが多いです。

長持ちさせるための基本は以下の通りです。

  • 定期的な清掃:
    ホコリや油汚れを放置すると透明度が下がり、硬化や変色の原因になります。
    中性洗剤を薄めた布で優しく拭くのが効果的です。
  • 熱源との距離を確保:
    ストーブや照明など熱を発する設備の近くでは、過熱による変形や劣化が起こる可能性があります。
    防炎素材でも高温環境は避けるようにしましょう。
  • 紫外線対策:
    屋外に面する部分は紫外線で劣化しやすいため、耐候性タイプを選ぶか、上部に日よけシートを追加するのも有効です。
  • 定期点検と交換:
    3〜5年を目安に、硬化・黄変・破れがないか確認し、必要に応じて部分交換を行います。

こうした簡単なケアを定期的に行うことで、透明度と防炎性能を長く保つことができます。

 

みの一テントが選ばれる理由と施工実績

みの一テントが選ばれる理由として、「防炎性」「透明性」「耐久性」を重視した施工品質を掲げています。たとえば、帝人(Teijin)や東レ(Toray)などの国内素材を使用し、防炎性能を証明するラベルや証明書を適切に管理できる体制を整えることで、安心と信頼を提供しています。

工場や店舗の現場では、「防炎性能が十分か」「透明度を保てるか」「納期が間に合うか」といった実務的な課題がつきものです。みの一テントでは、こうした現場の悩みに対し、設計から施工・証明書対応までワンストップで対応可能としています。さらに、自社工場による短納期対応や、豊富な施工実績による現場対応力の高さも高く評価されています。

以下では、使用素材の信頼性、防炎証明書の対応、施工品質とスピード、そして具体的な施工実績について詳しく解説します。

帝人・東レなど信頼の国産素材を採用

みの一テントでは、国内の信頼ある素材メーカーを主な供給先としています。たとえば、帝人フロンティアの「不燃/防炎」シリーズ(国土交通大臣認定品)など、透明性と耐候性に配慮された素材が選択肢に含まれる可能性があります。

 

こうした高性能素材を選ぶことで、紫外線による黄変や劣化を軽減し、長期にわたって透明性・外観を保ちやすくなります。また、柔軟性と透明感のバランスが良く、0.3〜0.5mm厚でもスムーズな開閉が可能です。さらに、耐寒性や帯電防止機能を備えた素材も選べるため、寒冷地や粉塵の多い環境でも安心して利用できます。

消防検査対応の防炎証明書発行サービス

みの一テントでは、防炎性能を証明する防炎ラベル防炎証明書を提供可能な体制を整えています。この制度は、公益財団法人日本防炎協会が定める認定制度に基づくものであり、適合製品に対して正式に交付されます。

また、建築物用途によっては、防炎表示が消防法令で義務付けられています。適切な防炎表示を持つ製品を使用することで、消防検査や保険審査にもスムーズに対応できます。

 

さらに、みの一テントでは施工記録や証明書データを電子管理することで、証明書の再発行にも迅速に対応可能な仕組みを整えています。こうした取り組みが、消防検査の際の信頼性を高めています。

短納期・高耐久を実現する自社一貫施工体制

みの一テントは、設計・裁断・溶着・取付までの全工程を自社で完結させています。この自社一貫施工により、受注から納品までのスピードを短縮し、急な交換や短納期案件にも柔軟に対応できる体制を構築しています。

さらに、自社管理によって品質のばらつきを抑え、溶着部や吊り金具などの精度を一定水準で維持。施工後の補修や交換依頼にも、自社職人が直接対応するため、アフターサービスの安心感も高く評価されています。

実際に、短納期案件として「依頼から3日以内で設置を完了した事例」が紹介されています。品質とスピードを両立させる施工体制は、長年の現場経験に裏付けられたノウハウの成果といえるでしょう。

工場・店舗・住宅まで幅広い対応事例

みの一テントの施工実績は、製造業・飲食店・公共施設など多様な分野に広がっています。たとえば、自動車部品工場では糸入り0.5mm防炎カーテンで作業エリアを仕切り、照明の明るさを確保しつつ安全性を高めています。

また、カフェ店舗では高透明0.3mmタイプを採用し、外観デザインを損なわずに冷暖房効率を改善した事例もあります。さらに、住宅向けには耐候透明カバー素材を用いて、屋外でも長期使用が可能な仕様を提案しています。

このように、現場環境や使用目的に応じた最適設計が可能な点が、みの一テントの大きな強みです。単なる製品販売にとどまらず、「現場ごとに最適な防炎対策」を提案できるパートナーとして、多くの企業・店舗から信頼を得ています。

まとめ:透明で防炎性のあるカーテンが現場を守る

今回は、工場や店舗の環境を安全で快適に保ちたい方に向けて、

  • 透明で防炎性の高いビニールカーテンの基本構造と選び方
  • 厚み・糸入り・防炎ラベルなど用途別の最適仕様
  • みの一テントによる信頼の国産素材と施工実績

上記について、昭和48年創業から現場施工を続けてきた筆者の経験を交えながらお話してきました。

透明で防炎性のあるビニールカーテンを正しく選ぶことは、安全性と作業効率を両立するために欠かせません。
厚みや素材、防炎ラベルの有無を確認するだけでなく、設置環境に応じて適切な仕様を選ぶことが重要です。
現場での火気・照明・風圧など、見落とされがちな要素も考慮することで、長く安心して使用できます。

もし今お使いのカーテンが劣化していたり、消防検査や監査で不安を感じているなら、早めの見直しが安心につながります。
防炎証明書の取得や短納期施工にも対応している専門業者に相談すれば、リスクを最小限に抑えられるでしょう。

これまで安全性を意識して設備投資を行ってきたことは、確実に現場を支えてきた価値ある取り組みです。
その積み重ねが、社員やお客様を守る「安心の証」になっています。

今後は、防炎性・透明性・耐久性を兼ね備えた製品を選ぶことで、さらに効率的で快適な職場づくりが進められます。
環境に合わせた正しい素材選定が、現場の未来をより安全に導く第一歩です。

防炎ラベル付きの透明ビニールカーテンを検討している方は、まずは施工実績豊富なみの一テントへご相談ください。
あなたの現場に最適な仕様を提案し、安全で快適な空間づくりを全力でサポートいたします。

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