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HOME > お役立ち情報 > 火災対策に重要!工場用防炎カーテンの仕組みを解説
工場で起こる事故の中でも、「火災」は企業の損失も大きくなりやすいため、火災対策をしっかり施すことは非常に大切です。 今回は、メーカーの火災対策に大きな威力を発揮してくれる「工場用防炎カーテン」について詳しくチェックしてみましょう。

●目次

工場用防炎カーテンが燃えない仕組みについて

まずは、工場用防炎カーテンが燃えない仕組みを解説します。防炎カーテンには2種類あり、同じ「防炎」でも異なる製造方法が採用されています。

防炎薬剤を活用して防炎処理を施しているタイプ

1つは、防炎を促してくれる薬剤を活用して、製造時に防炎処理を施しているタイプです。
防炎薬剤は液体であるため、湿気の多い場所には適しません。気候に悪影響を受けやすい状況下では、このタイプの防炎カーテンは十分に機能を発揮できない可能性もあります。

燃えにくい素材を活用してカーテンを製造しているタイプ

もう1つは、生地自体が燃えにくい素材で製造されているタイプです。
通常の工場用ビニールカーテンの場合、防炎糸などをビニール内に組み合わせ、燃えにくい素材にしていることが多いです。

このタイプなら、設置する場所に関わらず安定した防炎機能を得ることが可能です。

工場用防炎カーテンは全く燃えない構造ではない?

火災対策に重要な防炎カーテンですが、全く燃えない構造なのでしょうか?この解釈には誤解があることも多いため、しっかり理解しておきましょう。

防炎カーテンは、厳密に言うと火災時に着火しても「燃えにくい」、「燃え広がりにくい」仕組みを持っていると言えます。

そのため、時間が一定程度経ってしまうと燃えてしまう可能性もあります。いわゆる「不燃カーテン」ではないため、注意が必要です。ただ、燃えるまでに時間が掛かるのは事実なので、火災時の緊急対応が取りやすくなるでしょう。

工場用防炎カーテンを確実に機能させるための注意点

火災をいち早く処理するために役立つ「工場用防炎カーテン」ですが、正しい使い方ができなければ、より高い効果は得られません。ここからは、カーテン本来の防炎機能を確実に発揮させるための注意点を解説します。

防炎カーテンの近くに引火する原因を放置しない

防炎機能を最大限活用するためには、近くに引火する原因を極力近づけないことが大前提です。
一部の職場では、このような引火原因の放置が少なからず見られ、結果的に火災が起こる可能性を高めてしまっています。

耐用年数を考慮して数年に1回は交換すること

工場用防炎カーテンは、永遠に防炎機能を保ってくれる訳ではありません。
どんなに質が良いタイプであっても、最長で約7年経過すると、機能性が大きく低下していきます。
そのため、設置した防炎カーテンの耐用年数に合わせ、数年に1回はカーテンの交換をすることが推奨されています。

工場用防炎カーテンの導入が特に推奨される企業や事業体

製造過程によっては、より火災の可能性が高まるため、特に火災対策をしっかり施すべき企業もあります。防炎カーテンの導入が特に推奨される企業をご紹介します。

化学薬品や塗料など揮発性原料を用いることが多い事業体

日本国内のメーカーは、揮発性原料を用いて製品を製造することも多いです。揮発性原料とは、エタノールやアルコールなどのように、気体となって水分が飛びやすい原料のことです。空気中に気体となって飛びやすいため、可燃性の原料の場合は発火する可能性も高くなります。

一見火の気がないような場所でも、化学薬品や塗料などが保管されている場合は一気に発火する恐れもあります。

このような業界は最も防炎カーテンの導入を進めなければなりませんが、小規模な事業体では徹底されていないところもまだまだ多くあります。

金属加工時などに日常的に火花が発生するメーカー拠点

さらに火災のリスクが高い業界として、金属加工を行う重軽工業や機械工業などがあります。加工のたびに火花が発生するため、併用する塗料などに引火するケースも多く見られます。
火花は火種そのものであるため、火災のリスクも高まります。そのため、防炎カーテンを導入しているメーカーは、他の業界よりは多い傾向にあります。

万が一、火災が起こってしまった場合の被害を最小限に抑えるためには、工場用防炎カーテンの導入をより早く進める必要があります。

もし、導入がまだ…という方がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。

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